【レポート】11月21日「成年後見制度について」~将来の家や財産のことを考えていますか!~

暮らしの困りごと解決セミナー第3弾のうち、

第1弾目 2025年11月21日「成年後見制度について」~将来の家や財産のことを考えていますか!~を行いました。

 

参加者様の中に、元家庭裁判所内でお仕事をされていた町内の男性がご参加くださいました。最新の情報を知りたいとの事でした。

昨年も同様の内容のセミナーを行いましたが、講師が違うとまた違う角度で興味深い内容となりました。

今回の講師は、
講師:宮下・大川法律事務所 弁護士 宮下京介氏

きりっとした眉山、でも笑顔の時の目尻のしわが印象的で、誠実さとやさしさ、人情深さを感じる先生でした。

まだまだ私も世間知らずだなぁと感じる時間でした。ニュースにはならない、表にはなかなか出てこない深刻な悩みを抱えた方々がいらっしゃると感じました。まるでノンフィクションの番組を見ているような内容。

宮下先生は、実際に現在30人ほどの後見人をされているようです。

今回は、どのような流れで後見人制度に至ったかを数パターンをお話してくださいました。

さわり程度ですが、こちらにシェアさせて頂きます。

・母子家庭、お子様は知的生涯をお持ちの成人の方。お母様が突然倒れて亡くなられてしまった。お住まいのご自宅は、お母様名義。お子様お一人では生活が困難。さてどうする。そこで、宮下先生にお声がかかり、代理で様々な財産管理を行い、お子様はグループホームに入ってもらった。お子様の生涯これからも宮下先生は後見人となるとの事。

・一人暮らしの老年女性。持ち家に住んでいる。最近、若い男性一人が家を出入りしている。というご近所さんからの通報。連絡を受けた地域包括支援センターの方が訪問するも、その男性には大変お世話になっている。何も問題はない。と老年女性は答える。時々、老年女性と同男性と旅行にも行っている様子。どうもおかしいし、怪しい。そこで、宮下先生に相談が入る。自宅に面談でお邪魔したら、床に、「不動産関係の契約書類」が落ちていた。。。時々男性と行っていた旅行は、老年女性が支払っていたとの事。宮下先生は、その若い男性に電話をし、「もう二度と家に入らないように!」忠告した。宮下先生は、お一人お一人の財産が正当な理由で守られるべき。という思いで、この老年女性の後見人となり、不動産売買の契約を中断させた。とても大変だったそう。弁護士とはいえ、第3者である宮下先生も、各関係者との信頼関係構築にはとても慎重。正式に家を売却し、その資金で老人施設に入所して頂いた。その後も宮下先生は資産を守っている。

他にも事例を教えて頂きました。さてこのパターンについて、あなたならどうしますか?と少し考える時間を与えてくれる。私たちの意見に、そうだね。と受け入れてくれた後に、どうしたかと申しますと。と教えてくださいました。
難しいケースの中には、僕の正当性、正義感を押し通すことで路頭に迷わせてしまう方が出てしまう・・・。と言った内容もあり。正義を押し通すだけではないバランスを重んじながら後見人をされているようでした。

 

後見人制度について、例えばNPO法人や行政書士など第3者が後見人になった場合の詐欺的な事件も多いようです。要するに後見人になり自分の懐に入れてしまう。自分のために使ってしまうケースもあります。

地域包括支援センターからの連絡で宮下先生に相談が入る場合が多いそうです。何か問題を抱えている場合、皆様のお近くの地域包括支援センターと連絡しておく事も大事と思います。

皆様の大切な財産が、何事もなく円滑に守られることを心より願っております。