【随時掲載】空き家・空き店舗の活用方法は?自治体アンケートから事例を紹介!

神奈川県足柄上郡山北町で「山北空き家福活プロジェクト」に取り組んでいる「一般社団法人かながわ福祉居住推進機構」は、他自治体の空き家・空き店舗の活用事例を探るため、山北町と同規模の300の自治体を対象にアンケート調査を実施しました。アンケート結果から特徴的な事例をピックアップして随時紹介していきます。

第一弾は香川県仲多度郡琴平町の「新町商店街」の事例から

町商工会と行政が連携

琴平町の人口は7,929人(2023年10月末)。
「さぬきこんぴらさん」の愛称で親しまれている「金刀比羅宮」(ことひらぐう)があり、毎年多くの観光客が町を訪れます。
ただ
読売新聞の記事によると、観光客の多くは「金刀比羅宮」への参拝者で、地元の商店街に人の流れを生むことが難しく、店主の高齢化などもあり空き店舗が目立っていたようです。

そこで、2014年から町商工会が中心となって空き店舗の活用に乗り出し、惣菜店などをオープン。
町も「町中心市街地商店街活性化支援事業費補助金」を準備して財政面でサポートしました。

東京の企業も参入

この取り組みは広がりを見せ、2020年4月には東京に本社を置く「株式会社地方創生」が「琴平文具店」を開店。さらに今年6月には元陶器店をリノベーションし、四国地方のクラフトビールを味わえるマイクロブルワリー「DONZO Brewing」(呑象ブリューイング)が開店したそうです。

山北町と同規模の琴平町で、官民の連携によって商店街に活気を取り戻そうとする事例紹介でした。